2010年度入社式

月1日入社式を行った。昨年、不況の中で新入社員採用の是非を議論したが、将来への投資と考えて7名を迎えた。挨拶の概要を述べたい。

 

 「皆さんは当社に入社することによって、社会に出る第一歩を踏み出しました。運命というのは、出合い、すなわち「縁」によってきまります。縁が織りなす結果として運命が決まります。こうして皆さんが入社することによって、当社と皆さんの縁が始まったわけですから、この縁が皆さんにとって良い出会いであることを願っています。

 

我々㈱協立製作所は建設機械を動かす油圧ポンプ、油圧バルブ及びそれらの部品を作っている油圧機器の専門製造会社です。「挑戦と創造」を企業理念にもち、「中小企業から中堅企業へ」そして「競合他社よりも優れた品質・コスト・納期で適格にお客様に対応できる信頼性の高い会社」を目指しています

 

年前の9月、「リーマンショック」からアメリカ発の金融危機が起こり、百年に一度と云われる世界同時不況に突入していきました。当社はこの影響をまともに受けて、昨年大幅な受注の減少から一時帰休を実施したほどです。

しかし昨年の九月にお客様の在庫調整が終了し、受注は順調に回復してきました。今世界は、中国が圧倒的な回復力を示し、インド・インドネシアが中国に続いています。10月以降はアメリカも回復し忙しくなってくるものと予想されます。

仕事は人・物・金で動いています。仕事をしていて、人・物・金のすべてが、揃っていることはありません。どれかが足りません。つまり、仕事とは、「今ある条件を使って、知恵を出し、必要な条件をつくること」ともいえます。条件が不足しているから仕事があるのだ。「あれがないから、この仕事はできない」というより、不足している物をつくるのが仕事と積極的に考える。しかし、自分のまわりは不足している条件だらけということは多い。それでも、小さな第一歩を踏み出すことです。現在が出発点。道のりは遠いが、歩き始めればいつかは着きます。

 

皆さんは無限の可能性を持っています。しかし最初は仕事に慣れず、いろいろ苦労があるでしょう。まずは先輩の中でどん欲に仕事を覚えていって欲しいと思います。希望に満ちた今の気持ちをいつまでも忘れずにいてください。新鮮な心をもってしっかりと将来を見据えて、たゆみなく前進を続けてください。今、ここにいる皆さんが、将来の協立製作所を築いてくれることを心より願います。

 

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