2010年8月度朝礼

月の朝礼で、「下期以降の受注は大幅に増えています。この機会を捉えて利益を回復させ、痛んだ財務を回復することが今日の重要な課題です」と話しましたが引き続き共通の認識としてベクトルを合わせて行きたいと思います。

 

現在の課題は生産管理システムで仕事が出来るように、在庫間違いを無くす、マイナス在庫を無くす、これらを発生させている根本原因を見つけ、解決していくことです と常に話していますが、残念なことに先月末の完成品・仕掛在庫の実地棚卸の状況を見ると浸透していません。現物を移動するときには必ず伝票をつけて移動する。伝票のない物は移動させない。ぜひ徹底してください。

 

現場力とは課題・問題を見つけ、解決する、集団の継続的な改善能力のことです。現場力とは製造部門だけのことではありません。間接部門の現場力、そして経営部門の現場力のことです。言い換えると課題・問題を設定し、見える化を道具として組織間のチームワークを使って解決する。そして組織としての人材育成を行い継続的な改善能力を一人一人が身に付けることです。

 

課題・問題を見つけることが出来なければ、企業はどうなるのでしょうか。想像してみてください。改善が進まず、人材育成が進まなければ、長期の衰退傾向に入って、最後は倒産の憂き目に会うこと間違いありません。

 

現在の緊急の課題は指定納期に対する遅れです。世界同時不況の回復後、周りの経済の景色は大きく変わっています。大きく変わったことを認識しないで、経営を進めていきますと我々は長期の衰退期に入っていくことになります。流出不良ゼロはもちろんのこと、指定納期に対する遅れゼロを達成することです。下期は「遅れゼロ」の計画を推進し達成していきたいと思っています。

 

真の原因を探していくと対策は泥臭いものになるケースがよくあります。例えばある製造部門で生産計画が達成できないとします。原因は設備が足りない、人が足りない等が原因として出たとします。なぜ設備が足りないのか、なぜ人が足りないのか。例えば就業時間の8時に機械設備は全部稼働していないということが分かったとします。それはなぜか監督者の指示があいまいだったり、遅刻が原因だったりすることがあります。

なぜなぜを5回繰り返すと真の原因が分かってきます。皆で頑張りましょう。

 

前の記事へ一覧へ戻る次の記事へ

最近のエントリー

カテゴリ

月別に見る

検索


ページ先頭へ