東北関東大地震の復旧状況の報告

 多くの方々からご心配とご支援を頂き、予想より早く復旧が進んでいますので、当社の現況をご報告いたします。

 

幸い人的被害はありませんでした。建物の損傷も軽微で2階事務所の天井のボードが落下、一ヶ所天井からエアコン落下、机の書類はメチャメチャでパソコンはほとんど落下、ロッカー類は一部横倒しになり、足の踏み場もないような状態位でしたが、300台超の機械が横ズレしてしまいました。

 

工場の電気・水道は11()11時に復帰しました。社員の住居が多くある地域の電気は14()15()に復帰しましたが、霞ヶ浦水系の水道は未だ復旧していないとのことです。機械工場にとって機械を精密に水平に保つことは会社の命です。出社できる社員で12日・13日から機械の水平だし作業や事務所・工場現場の後片付けを行いました。14日から災害対策本部を設置し、社員一丸となっての復旧作業が本格化しました。

 

お客様やお取引先様そして機械メーカー等から応援が得られました。皆様に改めて感謝申し上げます。13()5名、14()50名、15()60名、16()50名、17()20名、18()20名、19()10名、20()8名、21()4名が応援に駆けつけてくれました。応援に来た方の総数は222名にもなりました。17日には90%の機械の水平出しが終了し、18日はおよそ50%の設備が稼働しました。19日中に全ての機械の水平だしを終わらせる予定でしたが、21日までかかりました。22日から本格的な稼働を目指します。

 熱処理工場は15日午前で炉の点検が終わり、1号炉・3号炉の2基が稼働しました。17日に4号炉の修理が終わり3基稼働することが出来ましたが、2号炉は冷却ポンプの修理が出来次第稼働の予定です。地震で洩れてしまった窒素ガスが20日に入荷するとの連絡を受けましたので、21日から5号炉(ガス軟チッカ)も稼働させる予定です。

22日から当社の社員でだけで本格稼働を目指します。機械の点検が終わった後でも試削りや品質確認等、問題が多々発生すると予想されますが、社員一同この困難を乗り越える所存です。本格稼働が始まりましたら、応援していただいた方々へのお礼の意味を込めまして、このブログに詳しく掲載したいと思います。

 

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