13日日曜日6時起床。地震と津波による被害の大きさに自分は何が出来るのか自問自答した。結論は協立を早く復旧させることが自分に出来ることだと改めて思い復旧の先頭に立つことを心に決めた。いつもより多くの朝食を取った。もしかしたらしばらく食べることが出来ないかもしれないと思ったからだ。
いつもと同じ7時半に出社した。幹部や従業員の人達が出社、メチャクチャになった2階事務所は5~6人で後片付けを行い、パソコンのネットワークのチェックを行い皆が出社する月曜に連絡が遅滞なく出来るようにするためだ。機械の水平出しは保全課の1チームがK1のスプール工場から作業を始めた。製造設備にとって機械の精密水平は命である。
前日、結城市で泊まるところを見つけ、朝一番でKYBの長谷川さんと池田さんが応援に駆けつけてくれた。私の旧知の人達なので心強く思った。まもなくクールテックから広瀬さん、宮原さん、上田さんが応援に来てくれた。皆さん60歳以上の超ベテランで、全体を統括する田所さんもお見えになり、状況把握に努めていた。その後クールテックは山下さんが加わり4名で水平出しをおこなった。感謝の気持ちでいっぱいだった。午前、コマツの小山工場と電話がつながり応援に行く用意をしているとの言葉をもらった。午後になるとコマツの西川さん、福本さん、鈴木さんが来社し、被害状況を把握し、必要な人数を決めるために打合せを行った。
17時頃、応援部隊の人達と共に早く終わることにした。出社出来た人が少ないので、ムリをすることはないと思った。本格的な復旧作業は月曜日からだ。長丁場になると決意を新たにした。出社出来た人達の家の状況を聞くと電気・水道が回復していないとのことだった。
機械商社の共和工機の社長・会長から全面的に支援するとの申し出を受けた。機械メーカーへの連絡・調整をお願いした。この日は携帯がつながらなく、何度も何度も電話をした。私はいつも予備の電池1個と補充充電アダプター1個を持ち歩いているが、今日は電池2個を使い切り補充充電アダプターを携帯に差し込んだまま使用した。こんなに電池を使ったのは初めてだ。このような大災害の時に携帯電話の重要さを再確認した1日だった。
家に帰ってからも余震が続いていたが、早く寝ることにした。明日も頑張ろう。
皆さんありがとう。