16日水曜日5時起床。情報の収集を行い、再開までのプロセスをイメージした。 7時半出社。事務所に行かず、現場事務所の災害対策本部に直行。
昨日から引き続き19チーム68名の復旧作業チームが機械の水平出しを行った。 今日から新たに工作機械メーカーのミヤノから中村さん、坂井さんが機械の調整に、アルプスツールの山崎さん、宮嶋さんがバーフィーダーの調整に来てくれた。私は 本部でインターネットのライブ放送を聞きながら、全体の復旧状況の把握に努めた。
午後になると大型機械を除き、ほとんどの機械の水平出しの見通しがついた。現場の状況を確認しながら、副本部長と打合せを行い、応援チームと相談して、16日中に作業を終わらせて帰るチームを決めていった。彼らにはまだ応援に行かなくてはならない工場があるからだ。KYBチームの中村運送さん、興亜組さん、コマツチームの福本さんを初めとした18名、石川県から来てくれた長津工業チームと日曜日から来ていただいたクールテックチームが所定の復旧作業を終了した。最後の報告に来て帰るときには対策本部全員が深々とお辞儀をして感謝の意を表した。本当にありがとうございます。
K1工場の一部のNC自動盤でスプールの試削りをはじめた。試削りの音が心地よい。しかしこれから多くの試削りと初品検査を進めなくてはならない。夕方ミヤノとアルプスツールの方が調整終了の報告に本部へお見えになった。ミヤノの福島工場は我々の工場よりも大きな打撃を受けての来社だとのことだった。改めてお見舞いを申し上げた。
日立建機から情報が入った。15日に電気が復帰したが、ガス洩れのチェックに時間をかけ完全を確保したので、16日から本格復旧に入っていくとのことだった。1日も早い復旧を祈念したい。
私は多くの方と連絡を取り合い情報の収集に努めた。大学時代の友人で直接の仕事と関わりはないが、上海に合弁会社を設立した当初から連絡を取り合い、時には上海で食事などをしながら、近況を述べ合った。毛利君電話を頂きありがとう。
7時過ぎに退社し、早く睡眠をとった。余震は続いている。