東北関東大地震(10)   

17日木曜日5時起床。原発関連の情報収集を行う。ネットで検索すると、欧米の論調は非常に厳しいもので、メルトダウンの可能性を示唆していた。韓国の一部メディアでは日本沈没とセンセーショナルな見出しをつけて、世論をミスリードしていたが、良識派の人達から一斉に非難の声が上がり、訂正したとの記事を読んだ。日本の報道も官房長官、東京電力、原子力安全保安院の発表があるが、微妙にニュアンスが違う。このような国難の時には一本化して発表をしたほうが、理解しやすいのではないか。一度、東京電力の記者会見をライブ中継で見たが、手際が悪い。記者の質問もだんだん苛立ってくるのが、画面を通して伝わってきた。しかしこのようなときこそ記者は努めて冷静に、的を得た質問をする必要があると思う。

 

いつも通り出社し本部の席に着いた。試削りし品質確認が終わったとの報告が入ってくるようになった。報告が入ってくると壁に貼ってあるレイアウト図に記してある機械に緑の色を塗って皆に見えるようにした。KYBチームは相模工場から木村さんが加わり3名になった。昨日から他のラインや協力会社の支援も行うとの申し出を受けていたので、協力会社約30社のうち応援要請のあった3社にKYBチームとクールテックチームが行った。両チームとも17日中に終了し帰社した。本当にありがとうございます

 

川崎重工チームはお願いしたエリアの機械の水平出しが全て終わった。いったんホテルに戻り翌日は日立建機の応援に行くとのことだったので、道具類は当社の者に土浦まで運ばせた。遠い兵庫県から応援に来ていただき、改めて御礼を述べた。ありがとうございます。

 

一番復旧が進んでいたK1工場の一部で夜勤を始めることにした。前日、夜勤の再開を始めるに当たって無人でNC自動盤を夜10時頃まで稼働させ、品質に問題がないことと、機械の稼働に支障がないことを確認していた。

 

時ごろ家に帰った。寝床についても余震が続いている。揺れを感じながら寝入ってしまった。

 

113号ブログ写真①.jpg                        『工場レイアウト図』

 

113号ブログ写真②.jpg                        『HMCの復旧作業』

 

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