平成26年度茨城産業人クラブ総会

()水戸市三の丸ホテルにおいて「平成26年度・第51回茨城産業人クラブ定時総会」が開かれた。総会は順調に進み、1~号議案まで可決承認された。

 

私は会長に就任して二期目を迎え、役員の選任を求める議案では副会長を名から名、新たに理事名を迎えて、更なる組織の充実を図ることが出来た。

 

以下に、総会の開会挨拶を記す。

 

「会長を仰せつかっている高橋でございます。

日頃は産業人クラブの活動にご支援・ご協力いただきまして、ありがとうございます。またご多用の中、平成26年度定時総会にお集まりいただき、重ねてお礼申し上げます。

 

定時総会の開会挨拶は、産業人クラブ理事長であり、日刊工業新聞社の東京支社長がご挨拶申し上げるところですが、社用のため出席出来ませんので、私がご挨拶させて頂きます。

 

我が国の産業・経済活動は、アベノミクスによる景気刺激策により、税収の増加、有効求人倍率の上昇、都市部の一部では人手不足が起きるなど期待が高まる一方、 4月からの消費税増税、原油・資源高、さらに電力料金の高止まりなど中小企業を取り巻く環境は依然厳しい状況にあります。国内の少子高齢化を背景に、生産拠点は国境を越えグローバル化が本格化しています。大手企業の海外進出は加速し、調達も国境がなくなりつつあります。そして国内製造業の空洞化が懸念される中、日本経済は構造変化の時代に突入しました。

 

ほとんどの人が「景気が回復した」「景気が良くなった」と思うには4~5%の経済成長が必要と云われています。現在の1%前後の経済成長では景気の回復を実感として感じるのは、ごく一部で、多くの業種では、また多くの企業では景気動向にバラツキが生じます。平均値で議論していては経営の方向を間違う恐れがあると思います。

 

中小企業の経営上の問題として、国内需要の低迷・減少、国内市場での国内企業同士の競争激化が上位を占めています。その打開策として販売先の新規開拓、設備投資による生産性向上、新規分野への進出など前向きな改善策を掲げています。私共の会社もまさに同様でございます。

 

我々経営者は時代の環境に適応しながら、経営の舵取りを行わなければなりません。内向き・下向き・後ろ向きからは希望は生まれません。お互い前向きに一緒に頑張りましょう。開会の挨拶とさせて頂きます。

本日は1日宜しくお願いします。」

 

総会終了後、「ベトナムにおける日中韓の比較~ハノイ駐在経験から感じたこと~」と題して、ジェトロ茨城の西川所長の講演が行われた。その後の懇親会では橋本知事、商工労働部長をはじめ県幹部の参加を得て、開会の挨拶を日刊工業新聞社の井水社長が行い、橋本知事の挨拶、阿部理事の乾杯で懇親会が始まった。


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