2021年7月14日
令和3年度の第58回茨城産業人クラブの定時総会が7月14日に「ホテル・ザ・ウエストヒルズ水戸」にて開催された。会場で56名、オンラインで43名の参加者、委任状を加えると過半数に達した。来賓として茨城県県知事の大井川和彦様、国立大学法人茨城大学学長の太田寛行様をお迎えし、日刊工業新聞社から井水治博社長と幹部5名の出席を得て執り行われた。
私は茨城産業人クラブの第8代目の会長として、冒頭の挨拶を行った。以下下記に記載。
「平素は茨城産業人クラブに対し、多大なる協力を賜り、厚く御礼申し上げます。
また、本日はコロナ禍にもかかわらず、第58回定時総会・講演会にご臨席を賜り、誠にありがとうございます。主催者を代表し、一言ご挨拶をさせていただきます。
さて、世界的なパンデミックとなった新型コロナウイルス感染症は、拡大から約1年半が経過しましたが、東京都に緊急事態宣言が再発令されるなど、未だ収束時期の見通せない難しい状況が続いております。
茨城産業人クラブでも、昨年度は感染防止の観点から多くの行事が中止となりました。今年度に関しましては、本日もZoom(ズーム)を介して多くの方にご視聴いただいておりますが、オンラインの活用など感染防止に最大限配慮しつつ、茨城県産業と会員企業の発展のため、全力を投じてまいりますので、改めましてよろしくお願い申し上げます。
さて、世界経済は全体としては依然厳しい状況にありますが、新型コロナの早期封じ込めに成功した「中国」では8%を超える高い経済成長率を持続し、ワクチン接種が進み急回復する「アメリカ経済」とともに世界経済の牽引役として存在感を強めています。また国内に目を向けますと、新型コロナの影響が大きい宿泊や飲食などサービス産業が大変厳しい状況にある一方、製造業は海外経済の回復に伴う輸出の増加を背景に、回復の色を強めています。
さて、世の中に目を向けますとDXやAI、IoTなどの新たな技術をもちいた社会・経済活動の再構築を目指した取組みが各所で試みられています。また世界的な環境破壊や人口増加の課題を背景に「サステナビリティ」への関心が急速に高まっております。
企業においても、コロナ収束後に備え競争力の強化や新たなビジネスモデルの創出に向けた動きが加速しており、我々企業経営者と致しましては、今まで以上に世の中の動きを注視していく必要があります。
総会終了後の講演会では 昨年4月に茨城大学の学長にご就任なさいました、太田 寛行学長にご講演いただきます。コロナ禍の大学運営という難しい状況の中、太田学長には快くご講演をお引き受けいただき感謝申し上げます。企業と大学は「共同研究」のみならず、「人材育成」、「街づくり」、「SDGs」等 連携の期待される事柄は多岐にわたります。ご参加の皆様方には、この講演で次の経営につながる「ヒント」を見つけていただければ幸いです。
それでは本日お集まりの皆様のご健勝と、茨城県経済のさらなる発展を祈念いたしましてご挨拶にかえさせていただきます。ありがとうございました。」
総会は第一号議案、第二号議案、「第三号議案が可決され終了した。終了後、茨城大学学長の太田寛行様から「イバダイ・ビジョン2030:地域が基盤となる持続可能な社会の実現のために」をテーマにご講演をいただき、懇親会は新型コロナウイルス感染防止のため、中止とした。
今回のブログで記念すべき200号を達成することが出来た。振り返ると第一号は2009年3月に弊社のホームページに載せ始めた。いろいろな方に読んでいただき、㈱協立製作所の代表者が何を考えて、活動しているか理解していただく一助になれば、幸いです。