プロジェクト名「NEXT」35

こんにちは、広報の海老原です。毎日、寒い日が続き、師走という感じがしますね。さて今回は、高橋調査員のトヨタ工場見学の感想を載せます。

 

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視察したトヨタ自動車工業殿、アイシン精機殿、そして、三菱電機殿は初めてであり、且つ、CKプラットの牧野殿の貴重なお話が聞けて、大変有意義な時間を過ごすことができました。協立製作所のメンバーは、サブリーダー・瀬畠、海老原、清水、北村、そして、今回、リーダーを務めました、高橋の5名で視察をしました。

今回の目的、目標、効果(ねらい)は下記になります。

  目的:トヨタ自動車の改善手法を協立製作所に吸収する事。

  目標:納期達成率100%にする事。

  効果:リードタイム(製造全工程)半減と故障件数(月当たり)半減にする事。

上記を念頭にいれながら、視察をしました。

~トヨタ工場感想~

最終日は、トヨタ自動車殿の元町工場に行きました。この時は、ホテルから車で移動した為、豊田市にはいった時には、公道で走る車は、トヨタ車が多かった印象です。他社のディラーは、豊田市で営業する事に苦労しているのではないかと思います。例えば、ホンダ、日産も同様に地元では、公道で走る車は、どうなのか疑問に感じましたが、豊田市のような事はないと聞き、トヨタ自動車の強みというのを感じました。最初にトヨタ会館を見学した後に元町工場の見学をしました。トヨタ会館は、7つのテーマに分かれています。①環境と感動、②安全と自由、③品質と効率、④企業と社会、⑤モータースポーツ、⑥ショールーム、⑦ミュージアムショップになります。ここでは、JIT率やジャストインタイム、自働化などの考え方を映像で分かり易く説明をしていました。

元町工場は、従業員3,600名、土地面積160m2、生産能力は、11万台/('10)であり、主にクラウンやマークX、そして、エスティマを組立・溶接の生産している工場になります。元町工場から海外11拠点の技術支援をしているという事は、人財が育つ仕組みができているのだと思いました。人財を育てるには、教育制度が重要だと思います。組立ラインは、3箇所あり、部品は、140社から5,000点供給しています。工場を見た時に、物流の作業者のスピードが協立製作所の2倍以上あるのではないかというのに衝撃を受けました。もちろん、製造のラインの作業スピードも無駄がなく早かったなと思いました。協立製作所でもすぐにできる事を考えました。その事について、下記に示します。

   台車を台車置場で並べた時に、連結させていたので、見た目もきれいだった。今後、検討していくと良いと思われます。

   従業員の意識を変えるには、階段や掲示板に表示物の工夫が必要ではないかと思いました。例えば、「品質は、各工程でつくり込む。不良品を後工程に流さない」。これは、工場内で表示されていた例になります。このような事をする事で、トヨタウェイではありませんが、協立製作所ウェイというのが、今後、根付くのではないかと思われます。

   アンドンを利用して、計画と実際の加工数や組立数、そして、稼働率を見えるようにする事で、作業員が意識して作業するのではないかと思います。お客様の工場を見学しても、同様の事をしていたので、協立製作所でも組立ラインから検討しても良いと思われます。

   ひもスイッチというのがあり、何か問題があった時に、ひもを引くとアンドンに異常ランプがつき、上長が確認をする仕組みになっています。これは、作業者の自己判断になるので、意識付けに良い方法だと思いました。協立製作所でも組立ラインからテストで検討すると面白いと思われます。

   作業台や機械の高さなどを作業者の高さに合わせ、作業者の疲労をなるべく抑える方法をしている事で、生産性を向上させているのだと思われます。例えば、ひもスイッチについては、170cmの作業者がいると、高さは175cmに合わせて、作業者の事を考えた配置になっていました。そこで、協立製作所の配置を確認すると、作業者の事を考えているつもりではいるが、実際は、そういった気づかいが大切だなと思われます。

午後からは、トヨタ博物館に行き、名古屋駅に戻る車中で反省会を行いました。最終確認で、トヨタ生産方式について、誰が聞いても分かるように1分間で説明する事になりました。メンバーが5人いたので、同じ事をいうのは、NGでした。発表の順番は、じゃんけんで決めました。私は、3番目に勝った為、その時には、1番が空いていたので、最初に説明しました。やはり、こういうときは、先手必勝だと思います。その後に、事前に打合せをする時間をもらった為、他メンバーとは、かぶらないですみました。少ない時間で、相手に理解してもらうのは、簡潔に説明しないと駄目だと思います。私も相手に説明するのが、下手な為、意識しながら、説明し相手によって、説明するレベルが随時に変更できるようにしなくてはと、改めて思いました。今回は、トヨタ生産方式について、説明をすると言う事でしたが、もし、協立製作所について、1分間で説明しなさいと言われたら、いかに相手にインパクトを与えるかが、重要だと思います。その時の説明のキーワードは、スプールの国内シェア60%、世界シェア40%という事を使用すれば、相手に協立製作所がどんな事業をしているか覚えてもらえるのではないかと思われます。

最後に、今回、このような機会を与えて頂き誠にありがとうございました。今回、リーダーとして、NEXTメンバー(直接部門)を引っ張れたかどうか分かりませんが、今後の協立製作所がNEXTメンバーと従業員一同で発展していきたいと思います。そして、今回の目的と目標、そして、効果が出す為に、日々精進していきたいと思います。

 

高橋調査員も協立に足りない物を感じたはずです。今後の協立の改善を加速させましょう。

 

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