13日目5月7日金曜日 石部宿出発
朝、3時に起床。天気予報を再確認したが、京都の天気は午後から降水確率が高く降水量も多いので、リュックにある雨具類や下着類をホテルのゴミ箱に処分し、身を軽くして早歩きで 行こうと、5時出発を1時間早め4時に出発し、ゴールの京都三条大橋には昼前に到着する計画に変更した。道順も草津宿、瀬田の唐橋、大津宿、三条大橋の予定を、南草津駅を過ぎたあたりから、近江大橋に向かい近道のルートを取った。瀬田の唐橋は東海道五十三次でも有名な橋なので、行きたかったが、昼前に到着しないと雨に降られる可能性が高いので、あきらめた。距離は35km、12時前には間違いなく到着する。
この庄野宿は歌川広重の東海道五十三次の傑作「庄野の白雨」の舞台だそうだ。亀山には予定の12時に着きそうだ。亀山宿は町を見下ろす亀山城跡があり、おもむきのある町並みが続く。12時半にホテル近くのファミレスで昼食を取り、チェックインにはまだ早いと思い、時間調整を行い1時30分にホテルに行き、チェックインを行うため、フロントに行った。しかしチェックインは3時からだと言われ、早く部屋に入れるように交渉したが、断られた。事情を話して足がくたびれているので、再交渉したが、だめだった。仕方なくロビーのソファーで休んで、3時になるまで待つことにした。すると20分位してからフロントの女性が1時間1,000円の割増料金を支払えば、部屋に入れますと云われ、結局1時間10分の割り増しで、2,000円を支払ったが、約8時間超雨の中を歩いて、疲れていたので2,000円と休みたいとの価値を考えたら、早く休みたい方が優先する。「もっと先に言ってよ」と、思わず口から出そうになった。ようやく部屋に入り、足のケアーを行い、体を温めて2時間ほど横になった。6時近くのファミレスで夕食を取り、コンビニで翌日の朝食おにぎり、サンドイッチ、野菜ジュースと水とスポーツドリンクをそれぞれ1本購入した。部屋に戻り翌日の道順と天気予報を確認した。明日は亀山宿まで43㎞所用時間約10時間、最後の難関鈴鹿峠を越えなくてはならない長距離だ。頑張るぞ。9時に就寝。
桑名は慶長6年(1601年)に藩主となった本田忠勝が整備した城下町で、現在は九華公園となっている桑名城跡がある。今日の宿泊地は桑名駅近くのビジネスホテル「桑名グリーンホテル」に午後5時前に着いた。およそ10時間かかったが、すぐに足を冷やして、シャワーを浴び、汗を洗い流した。食事の店の案内図をホテルのフロントで手に入れ、目指すは桑名名物の桑名の焼き蛤だ。
早速、ビールと焼き蛤3個と、蛤ラーメンを食べた。ラーメンは蛤の出汁がしっかり出ていて、スープは絶品だった。残念ながらラーメンの麺にコシがなく、触感も若干べたつきが残る感じがした。食後、部屋に戻り、翌日の準備を行い、天気予報を確認した。翌日の亀山宿の天気予報では、午後1〜2時頃に雨が降るとのこと。雨が降る前に亀山のホテルに到着するように、朝4時に出発し、到着時間を12:00と予想して、雨の回避を優先した。雨具を確認し、9時に就寝した。